こんにちは、こんじきです。
私は4年間の海外駐在後にキャリアアップ・年収アップのためコンサルティングファームへと転職を果たしました。
海外駐在を終える駐在員は必然とその後のキャリアについて考えることがあろうと思います。
日本に戻ったらどの部署に戻るか、昇格はできるか、また海外に行くことになるんだろうか。
海外駐在は非常にいい経験で力も付きますので実は多くの選択肢があります。
そこでこの記事では、海外駐在後のキャリアについて、いくつか選択肢とそれぞれのメリット・デメリットについてまとめました。
海外駐在のメリットとデメリット
海外駐在は、会社員が自社の海外拠点や関連会社へ出向し現地で働くことですが、自分で選べるわけではありません。
企業がビジネス上海外駐在員を必要とするタイミングに、企業が社員の能力や適正を判断して選任します。
ですので選ばれるのは割と突然だったりしますし、赴任先はもちろん選べません。
一方で海外に赴任する以上メリットも多くあります。
海外駐在のメリット
私自身の経験、海外駐在を経験した周りの人の話を聞いてもメリットのほうがはるかに大きいといえます。
個人的には海外駐在のチャンスがあるのであればぜひ狙うべきだと思います。
主なメリットを挙げると
- 給与、年収が上がる
- 海外での仕事経験
- マネジメント経験
- 語学力アップ
- 転職市場での評価が上がる
- その他プライベートも楽しめる
海外駐在へ行くと日本で働いているときの1.5倍以上の年収となり、家賃、クルマ、教育費、医療費などの補助も手厚いため手取り額でいえば2倍にもなります。
それに加えて海外の文化圏で働く貴重な経験ができますし、現地社員を部下に持ちマネジメント経験もできます。
だいたい3年~5年ほどが一般的な海外駐在の期間ですが、それだけいれば必然と語学力・グローバルコミュニケーション力も上がります。
”海外駐在経験あり”という実績だけで社内では”箔がつく”でしょうし、転職を検討する場合も大きなアドバンテージとなります。
ほかにもプライベート面(旅行、食事、観光など)や、子供がいる場合は子供の語学教育の最適な機会にもなります。
私自身も4年の海外駐在経験を振り返ると非常に貴重で良い経験ができた、とても成長できたと感じています。
海外駐在のデメリット
一方でデメリットはといえば、
- 赴任国を選べない
- 期間が選べない
- 多忙、激務なことが多い
- 家族にも負担をかける
といった事が挙げられます。
会社から海外赴任の話があったときに断ることもできますが、総合的に考えて「嫌嫌行く」場合もあるでしょう。
そもそも日本が好きだったり、家族に反対されることもあると思います。
海外赴任中は責任も重く、実態として残業規制もあまり無いので激務であることがほとんどです。
現地の社員とうまくいかずにメンタルが病む場合もあります。
こういったデメリットも乗り越えられれば成長に繋がるでしょうが、海外駐在が”Easy”でないことは確かですね。
海外駐在後のキャリアの選択肢
さて、それでは海外駐在を終えたあと、どんな選択肢があるのか紹介していきたいと思います。
大きな失敗、間違いを犯さない限りはどの道でも正解といえるでしょう。
①帰任して昇格を目指す
王道なのは日本の本社へ帰任し、昇格を目指すパターン。
帰任と同時に昇格するケースもあれば、既定路線で数年後に昇格がほぼ確定しているケースなどあります。
企業は根拠無しに人材を海外に送りませんから、選ばれた時点でそれなりの評価と将来性を期待されています。
何も考えずひたむきに仕事に取り組んでいれば自然とこのパターンになるのではと思います。
もちろん、一度海外へ行っていますのでふたたび声を掛けられることもあります。
メリットとしては、高確率で昇格・昇進を期待できることでしょうか。
デメリットとしては、年収がふたたび日本基準に戻る(実質年収ダウン)こと、仕事に物足りなさを感じることなどが挙げられます。
海外駐在中はそれなりの裁量もあり仕事も幅広く刺激があります。
そのため、帰任後に日本での安定的な業務に戻ることで物足りなさを感じるケースはよく聞きます。
このデメリットが要因で海外帰任後に転職する人が多いんだろうと思います。私自身もそのひとりです。
「今の会社が好き」だったり、とにかく安定を求めたい場合であれば間違いのない選択肢です。
②再び海外駐在を狙う
海外で働くことが気に入った、肌に合っていると感じた場合は再び海外駐在を狙えます。
経験者で実績も評価されていれば、別の国でさらに上のポジションで再び海外駐在することは可能です。
ただしこれは海外駐在のデメリットで説明したように、自身の判断ではどうしようもないため会社へ希望を出し続けるしかありません。
企業によっては一度海外駐在するとその後も海外にい続けることもあります。※本人の意思でなくとも
今の会社に残るという意味では「①帰任して昇格を目指す」の選択と同じですが、積極的に海外を希望することでいわゆる”海外組”を目指せますね。
十分な経験と実績を積めば、海外拠点や海外支社の責任者(現地企業の役員ポジションなど)を狙えます。
海外駐在はとても”おいしい”ポジションですので、海外駐在にこだわるのであれば海外駐在枠を募集している企業への転職もアリですね。
経験者に限って海外駐在を前提とした求人もあります。
海外駐在の枠が少なかったり、縮小傾向にある場合は検討する価値があります。
③転職してキャリアアップ
続いて、海外駐在の経験を生かして転職するパターンです。
グローバル人材、英語可、マネジメント経験あり、というだけでかなりのアドバンテージで、かつ海外駐在中は年収が上がっているため、年収アップの交渉がしやすくなります。
転職のタイミングとしては実はベストです。
※私自身このパターンで年収を大きくアップできました。
ただでさえ海外駐在組はエリートという一定の評価がありますから、転職には非常に有利です。
当たり前ですがこの場合、注意点として自身の強みを生かせる転職を目指しましょう。
同業他社であれば即戦力のため優遇されますし、業界や職種と跨いだチャレンジをする場合でも、経験を生かして成功されることは難しくありません。
転職を検討する場合は失敗をしないよう、転職エージェントなどを活用して情報収集やどんな転職先・求人があるのか調べてみましょう。
海外駐在後の転職を前向きに狙うのであれば、タイミングとしては海外駐在中がおすすめ。
帰任時期が分かったら相談を始めるくらいで全然間に合います。
年収交渉では直近3カ月の給与情報などをもって交渉しますので、年収が高い海外駐在中が実は一番年収アップは狙いやすいです。
ぜひ検討してみてください。
まとめ
いかがでしたか。
海外駐在経験者はその後のキャリアも多くの選択肢があります。
自社に残ればそれなりに安定して昇格を狙えますし、2度目、3度目の海外駐在を狙うことも可能です。
新しいことにチャレンジしたければ、海外駐在の経験を生かせば年収アップを狙いながらの転職も難しくありません。
この記事が参考になれば幸いです。
いずれにせよ、よく考え、ご自身に合った選択をしていただければと思います。
転職相談はいつでも歓迎していますので、悩まれている方はお気軽にご連絡くださいね。