どうも、こんじきです。
未経験でコンサルティング会社へ転職して1年半、ついにマネージャーへ昇格しました。
入社時からの第一目標だったのでやはり嬉しい。
この記事では私がコンサルマネージャーになるまでに実践してきたことを紹介できればと思います。
これが正解とは言えませんし、私自身コンサルのマネージャーとしてはヒヨッコでありマネージャーを語れる身ではありませんが、少しでもこれからマネージャーを目指すコンサルタントの皆さまの励み、ヒントになれば幸いです。
そもそもコンサルマネージャーは誰でもなれる
まずはじめに断っておきたいことが、コンサルのマネージャーは誰でもなれるということ。
コンサルティングファームに勤務し続けていれば早かれ遅かれマネージャー職への昇進は難しいことではありません。
早ければ20代後半、遅くとも30代後半でマネージャー。そうでない場合はすでにOutしていることでしょう。
そこで大事なのは昇格までのスピードではないかと思います。
1つ上の職位に上がるまで早い人で1~2年、遅いと5~6年かかることもあります。
実際にこの昇格の速さを1つの実力として参考にする人たちもいるくらいです。
そのため私が意識したことは”なるべく早く”マネージャーに上がることでした。
私は転職したのが33歳という、未経験でコンサル業界にチャレンジするには少し遅めのスタートだったこともあり2~3年以内のマネージャー昇格を転職当時から目指していました。
ですので1年半でマネージャー昇格を果たせた結果には満足しているとともに安心しています。
私がマネージャーに昇格するまでに実践したこと
早かれ遅かれマネージャー職になることは難しいことではありませんが、マネージャーになってから苦労するのかスムーズに活躍できるのかは別問題です。
少なからず期待値や実績のみでマネージャーになる人もいますが、この場合は当然マネージャーとしてのスキルが不十分なことから苦労します。
反対に、しっかりと準備をしておけばマネージャーになってもすぐに順応できます。
①目指すマネージャー像をイメージする
最初に必要な作業はゴールを定めて現在地とのギャップを知ることです。
そのためゴール設定として私はまず目指したいマネージャー像をイメージしました。
コンサルティングファームには様々なバックグラウンドで異なるタイプのマネージャーがいますので目指すイメージを持っておくのは大事だと思います。
気にしなくともなるものはなりますが、その後の働き方や考え方が変わってくると思います。
ご参考程度に、私が描いていたなりたいマネージャー像の一部が以下です。
- コンサルタントとして必要な汎用スキルと一通り身に付けていること
- 単なるプレイングマネージャーではなく高い視座を持ちマネジメントできること
- 仕事に忙殺されずきちんとプライベートの時間も確保、尊重できること
- etc...
身近に目指したい先輩がいるなら参考にするのが手っ取り早いですね。
こうしてマネージャー像をイメージしたうえで、自分に足りないものをリストアップしていきます。
とりわけビジネススキルについては範囲も広いため別の記事で紹介したいと思いますが、このあとのステップはこの差を埋めていく作業になります。
②ビジネススキルの穴を埋める
コンサルタントとして自分に足りないビジネススキルを知り、習得・強化に努めることは必須項目です。
ましてやコンサルのマネージャーであれば現場のリーダーとして一定のビジネススキルは最低限習得していなければ話になりません。(少なくとも私はそう思いますし、実際にプロジェクトに入っていてそう感じます)
まず入社時の研修を通してコンサルタントに求められるマインドやスキルは一通り知ることができますのでそれを1つの基準や参考にしても良いと思います。
そのうえでコンサル本なんかを読み漁り、さらには周りにいる歴の長いコンサルタントの働き方とアウトプットをよく観察することで自分に足りないもの(=ギャップ)を明確にしていきます。
足りないものは人それぞれ(その人のバックグラウンドや業務経験による)ですので、ここでは私自身のケースを紹介できればと思います。
基本的には、これまでの社会人経験のなかで身に付けたものを活かしながら、コンサルタントとして足りない部分を伸ばす、といった考え方です。
私はプロジェクトマネージャーとしての経験が長いため、プロジェクトマネジメントのスキルやノウハウ、また営業提案やプレゼンについても精通しています。
ですがコンサルタントとしてのプロフェッショナルな資料作成やロジカルシンキング、また圧倒的な作業スピードなどはこれまで意識的に実践していなかった部分であり私に足りないものでした。
- 作業効率を上げるショートカットキーの活用
- ”コンサルっぽい”資料作成力
- ロジカルシンキング
- 思考の速さ、深さ
このあたりは優秀なマネージャーと比べると劣るものがありました。
覚えて使うだけのショートカットキーなんかは問題ありませんが、とりわけ資料作成においては時間をかけて1から学び直しました。
本をいくつか読んで資料作成の基本を学び、わかりやすいスライドや自分には描けないデザインの資料は見て真似て練習する、そういった方法で少しずつ自分の資料作成力を上げていくしかありませんでした。
このようにギャップを知ったうえで、短期間で習得できるものはすぐ学べばいいですし、時間がかかるものはまたある程度計画を立てながら早めに取り掛かる必要があります。
③マネージャーのつもりで仕事をする
3つ目、これはマインドの話です。しかしこれが一番大切だと思います。
よく言われているように、昇進昇格を目指すならその職位に見合った仕事をすることです。
1つ2つ上の職位ならどう考えどう行動するか?自問自答しながら自分自身の思考と視座を上げていくこと。
さらにコンサルのマネージャー職で言うならば、いちプロジェクトのデリバリー責任者となるわけですから先を見据えた視野も必要です。
加えてクライアントとの関係構築や、新規案件の獲得のための営業活動も求められます。
そのため目の前の仕事をこなすだけでなく自ら行動する必要があります。
- 上司の業務サポートに積極的に手を上げ実務レベルで経験
- 上司指示の枠を超えた思考や提案
当然、自身の担当業務に加えての”+α”になるわけなのでその分忙しくもなりますが、それこそがマネージャーに求められるマインドだと思います。
つまり、”指示待ち”や”時間売り”の考え方を捨てて行動できるかどうか、が重要になります。
まとめ
Mup(マネージャー職以上)になるとプロジェクト遂行において責任が伴います。
それまで(アナリスト、コンサルタント)とは働き方や考え方を変えなければならないレイヤーになるため、マネジメント経験のない若いマネージャーはかなり苦労している印象を受けます。
誰であろうとも大変なのは変わりありませんが、早くマネージャーに上がるだけでなくマネージャーになった後いかに早く順応できるのか、これがひとつ大きなポイントだと思います。
先述したとおりマネージャーくらいは誰でもなれます。
しっかり準備して活躍できるマネージャーになれるよう、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。