こんにちは、こんじきです。
私は海外駐在中に転職を決意し、帰任後すぐに総合コンサルティングファームへと転職をしました。
まわりにも海外駐在からの転職組は何人もいます。
そして話をしていくと、やはり考えていたことは皆同じ。
- 海外駐在を終えて自社に戻るのではなく新しい環境に行きたかった
- 年収が下がる(戻る)のが嫌だった
私もその一人でした。
当然、同じ会社に残り続けることに満足している人もいますが、転職が一般的になってきた現在、帰任に向けて転職を検討する人は非常に多い印象です。
そこで今回の記事では、私の実体験のもと、なぜ海外駐在からコンサルファームへの転職が多いのか解説させていただきます。
ご検討中、興味のある方はぜひ最後まで目を通してみてください。
海外駐在後の転職先
転職先についてはいくらでも候補があります。
海外駐在経験者は、海外での業務経験や語学力、マネジメント力などさまざまな点で評価されやすい傾向があります。
その強みを生かせば転職は難しくありません。
同業他社なら即戦力ですし、外資系企業でも語学力とグローバル業務経験を生かすことができます。
コンサル業界であれば自分の得意を生かした分野で活躍することができます。
私の場合はIT・通信のバックグラウンドがあったため
通信事業社、外資IT企業、日系大企業のIT部門、コンサルファームといった選択肢がありました。
海外駐在後のコンサル転職は相性が良い
海外駐在のキャリア、海外駐在後の転職としてコンサルティングファームがなぜ相性が良いのか、解説します。
コンサル業界は人が足りていない
まずはじめに、時代的背景としてコンサルティング業界は数年前から非常に需要が伸びており業界全体で人材が足りていない傾向にあります。
とはいっても企業のコンサルティングを行うという業務特性上、闇雲に人を雇っても能力が追い付きません。
常に優秀な人材を欲している、これがコンサルティング業界の現状です。
伸びている業界、年収レンジの高い業界を狙うのが転職するうえで1つの重要なポイントです。
海外駐在経験と培われたスキルは魅力的
海外駐在と言っても業界・業種・業務内容は人によりまったく違います。
しかしながら共通して言えるのは
- 海外駐在員に選ばれたという事実(実績)
- 海外駐在員ならではの仕事の幅
- グローバルな思考とコミュニケーション力
- マネジメント力
このあたりは海外駐在経験者であれば誰もが共通して持つ経験、能力です。
そしてこれらの経験・スキルはコンサルワークととても相性が良い。
- 海外駐在員に選ばれたという事実
人の入れ替わりが多く採用活動の負担が重いコンサルティング業界にとって海外駐在経験が魅力なのは、すでに一企業がその人材を海外でもやっていける、と認めた証拠でもあります。
海外駐在は企業にとってお金もかかりますし海外のビジネスを進めるにあたって重要な役割を果たします。
これだけで十分にその人が評価され信頼に足る人間だとある程度判断できます。
- 海外駐在員ならではの仕事の幅
コンサルティング業界はプロジェクトワークです。
プロジェクトごとにチームを編成しクライアントも業務内容も異なりますので、幅広く多くの経験をしている実績は柔軟かつ迅速にプロジェクトに順応しなければならないコンサルワークに適しています。
- グローバルな思考とコミュニケーション力
海外案件が増えるコンサルティング業界において、グローバルでの経験とそこで培われた思考は魅力の一つです。
外資系のコンサルティングファームも多く英語によるコミュニケーションが業務上必要なことも多々あります。
- マネジメント力
割と若いうちからマネジメント経験ができる点は、コンサルティング業界とも共通する部分です。
実力次第では20代でマネージャーとなり部下を持つことも珍しくありませんし、クライアントと接しながらプロジェクトを遂行するうえでマネジメント力・マネジメント経験は欠かせません。
これらの共通点、相性の良さが海外駐在員がコンサルティングファームに入っても活躍しやすいポイントであると私は理解しています。
年収が上げやすい
海外駐在員の年収は他社員と比べて約1.5倍~2倍にもなります。
実質最低1,000万円以上、職位にもよりますが大企業や商社であれば2,000万円以上にもなります。
海外現地での待遇も良いため海外駐在員が帰任して一番嫌なのが年収レンジが戻り、生活レベルを下げざるを得ないことです。
そこで転職を考えるわけですが、ポイントは2つあります。
年収額とタイミングです。
転職時の年収交渉では一般的には前職の年収を考慮して50~100万程度のアップとなります。
そしてほとんどの日系企業には職位ごとに年収テーブルが決まっており、テーブルにはまらない場合はオファーすらできなくなります。
一方でコンサルティングファームや外資系企業であれば年収テーブルはざっくりあれど、そもそも年収レンジが高く柔軟なオファーにも対応できます。
つまり、海外駐在ブーストが効いている海外駐在中が年収交渉という点で非常に有利であり、高額年収のオファーをもらいやすくなります。
帰任後に年収が下がってからではこのカードが使えませんので、帰任と同時に転職するくらいがベストのタイミングになるわけです。
海外帰任後にすぐ退職などけしからん!という声が聞こえてきそうではありますが、そこは会社側が人材流出を止めるべく対策を検討しなければならない部分です。
転職エージェントの活用
キャリアの選択肢が多いからこそ、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
また、応募する業界、企業が絞れて実際に内定をもらった段階では、年収交渉はエージェントに任せてしまったほうがいいです。
希望年収をどこまで吊り上げられるか、そこの際どい判断は転職エージェントが一番理解しているポイントです。
海外駐在時の年収には届かないとしても、そこを基準に交渉できれば帰任後の年収と比べれば大幅アップが見込めます。
私が実際にお世話になったおすすめの転職エージェントはJACリクルートメントです。
大手であり海外関連を含む多くの案件を抱えている点、ハイクラス転職が得意な点も海外駐在経験者にとってはとても相性が良いといえます。
ご興味がある方はまずは相談してみるのがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
海外駐在経験というのはそれだけでキャリア市場価値が上がりますのでチャレンジしたいことがあるのであればぜひ挑戦してほしいと思っております。
そしてタイミングは海外駐在の任期末期~帰任直後がベストです。
私自身はコンサルティングファームへ転職し自身の強み、経験を存分に生かしながらコンサルタントとして高い評価を得ることができていますのでコンサルティングファームをおすすめはしますが、ぜひご自身にあったベストキャリアを見つけていただけたらと願っております。
こんじき