コンサル転職 リアル体験談

【体験談】コンサルファームへ転職して本当に苦労した前職とのギャップ3選

 

お疲れ様です、こんじきです。

事業会社からコンサルファームへ転職して1年目。

覚悟はしていたものの、レベルの高さや業務の量に日々追われております。

 

今回はそんな私が前職からコンサルファームへ転職して感じた、本当に苦労したギャップを3つ厳選して紹介したいと思います。

 

事業会社とコンサルファームの違い

事業会社(またはSIer)とコンサルファームの違いは多くあります。

 

事業会社との違いでいえば、立場

事業を営み、SIerやコンサルタントは依頼先であり、自分たちは雇う側です。

SIer/コンサルの立場からすれば、クライアントに対して仕事のアウトプットを出さなければなりません。

 

そしてSIerとの違いでいえば、単価

SIerはクライアントの要望をもとにシステムの要件定義、設計、実装をします。

コンサルティング会社はクライアントの課題をもとに仮説を立て有効な対策(ソリューション)を提案、時には実行支援まで行います。

仕事内容・定義の違いはあれど、働き方は似たものがあるSIerとコンサルですが、単価が大きく異なります

どちらも日単位、月単位による人の単価ベースで見積もり、請求する体系が主ですが、コンサルタントのそれはSIerのものに比べて1.5倍~2倍以上です。

これが一番大きな違いだと私は思います。

 

事業会社、SIerどちらの立場も経験した私がコンサルファームへ転職してあらためて感じたギャップを紹介します。

3点紹介しますが、いずれもコンサルタント単価が高額であるがゆえの特徴だと私は結論づけています。

 

①徹底した効率化・スピード感

まず1つ目は徹底的に効率化された時間管理法と仕事のスピード感です。

コンサルタントの仕事は常にタスクが分割され、予定作業時間とともに上司から指示を受けます。(作業設計)

つまり仕事中はいつ誰が何をしているか、基本的にガラス張りになります。

指示された期限までにタスクを仕上げる必要があり、もし間に合わない場合は事前に連絡、相談することが当たり前。

そうするとサボることはもちろん、ほか事もできません。

結果的に、時間内にタスクを終わらせることに集中せざるを得ない状況になります。

 

さらに、時間にシビアなだけあって効率化できるもの、早くできるものについて徹底されています。

一番有名な例がExcelやパワーポイントによる資料作成でしょう。

有効なショートカットキーをすべて覚え、マウス無しで操作することで資料作成の時短を図ります

 

私自身も資料作成については人並みにできるレベルではありましたが、コンサルに転職してから「ここまでするか」と驚きました。

しかし実際やってみると確かに早い。そしてラク。

 

こういった徹底的な時間管理と効率化は、SIerや事業会社ではなかったものです。

 

②高クオリティ

2つめに挙げたいものがクオリティの高さです。

これは先ほど説明した資料作成に関連した部分ではありますが、アウトプットのクオリティがとにかく高い

コンサルタントの売り物がシステムでもソリューションでもなければ実物のモノでもなく、提案であり調査結果であり何を実施したかを伝える報告レポートだからですね。

とにかく綺麗でわかりやすい資料にする、これがコンサルの常識です。

そのために新人や若手は資料作成の訓練をしますし、コンサルファームには資料作成時のルールがいくつもあります。

統一されたフォント、色使い、アイコン、また資料作成時のガイドラインなど。

さらに、どんな資料であっても通常は上司のレビューを受けることになります。

これがまたコンサルならでは ですが、見た目・表現・資料の構成やストーリーまで細かい指摘を徹底的に受けることになります。

それをもとに修正してまたレビュー。

これを繰り返すことで担当コンサルタントのレベルも上がり、アウトプットは洗礼されたものになります。

 

プロジェクトや資料の用途によってクオリティのレベル感は異なりますが、これがコンサルタントが作る資料が見やすく綺麗な理由です。

 

 

③求められるプロフェッショナル精神

最後にお伝えしたいのが、コンサルタントとしてのプロフェッショナル精神です。

コンサルたるもの、こうでなければならない!

といったコンサルの”自覚”を持つように、上司や会社から口酸っぱく指導されます。

これもやはり単価に繋がる部分ですが、高額なフィーを頂く以上、プロフェッショナルな仕事、そして誠実な人格まで求められます

  • 仕事の速さ
  • アウトプットのクオリティ
  • 言動
  • 人付き合い
  • 恰好(身に付けるもの)

など、あらゆる場面でコンサルタントとしてプロフェッショナルであることを自覚し行動するよう求められてきます。

 

こういった意識づけは前職ではなく、コンサルならではだなと感じた慣習でした。

 

まとめ

いかがですか。

コンサルと言えばとにかく忙しい、上司が厳しい、などいろいろな声はありますが、それはSIerだろうが事業会社だろうがブラックなところはブラックです。

なので今回はコンサルに転職して、”コンサルならでは”の特徴を3つ厳選してご紹介しました。

 

  • 徹底した効率化、スピード感
  • 高クオリティ
  • 求められるプロフェッショナル精神

 

また働いていくなかで発見があれば共有させていただきますね。

他にご意見などありましたらぜひコメントください。

 

こんじき

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