コンサルスキル

コンサルタントに必要なスキル・「〜力」をまとめてみた

 

こんにちは、こんじきです。

事業会社からコンサルファームへ転職し、一人前のコンサルタントになれるよう日々切磋琢磨しています。

 

毎日学ぶことが絶えませんが、思うことがあります。

それは

 

「コンサルタントに必要なスキル、”~力”って多すぎないか?」

 

ということです。

ロジカルシンキング、コミュニケーション力、リサーチ力、マネジメント力・・・

世の中に出回っている書籍、Web上のコンテンツを見ていると このスキルも必要だ、こっちのスキルも必要だ、といくらでも出てきます

 

そこで今回、

コンサル関連の書籍やWebからコンサルタントに必要と言われるスキルをまとめてみました

 

私なりの解説も加えていますのでぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

 

コンサルタントに必要なスキル・”~力”をまとめてみた

さっそくリストアップしたスキル、”~力”をご紹介します。

言い方が異なるだけで意味が同じ場合はまとめさせて頂きましたが、それでも合計23個です。

 

  • コミュニケーション力
  • 論理的思考力
  • 仮説思考力
  • リサーチ力
  • 分析力
  • インプットスキル
  • セルフマネジメント力
  • ドキュメンテーションスキル
  • プロジェクトマネジメント力
  • 問題解決力
  • 質問力・インタビュー力
  • 洞察力
  • 営業力
  • 交渉術
  • プレゼンテーション力
  • 課題管理スキル
  • 進捗管理スキル
  • 遂行力
  • コミットメント力
  • 体力 タフネス
  • 語学力
  • 簿記・会計知識
  • 専門分野の知識

 

コンサルタントは業務の幅も広く求められるパフォーマンスも高いため、さらに踏み込めばもっと出てくるでしょう。

さらに専門分野や業界を掘り下げたらそれこそ無数に出てきますが、ここではコンサルタントの一般論までにとどめておきます。

 

ここからはリストアップしたスキルを分類・整理します。

ビジネスマンとしての必須スキルからコンサル中上級向けまでスキルがあるため3段階に分類しました

  • コアスキル(一般)
  • コンサル基礎スキル
  • コンサル中級スキル

 

早速みていきましょう。

 

コアスキル(一般系)(6)

コアスキルとはいわゆる「業種や職種にかかわらず必要なスキル」です。

コンサルに限らず、ビジネスパーソンであれば必要なスキルであり、コンサルタントにとっては必須スキルといえます。

 

コンサルタントを目指す学生、コンサルへの転職を目指すビジネスパーソンの方はまずはこのコアスキルからチェックしてみてください。

 

コミュニケーション力

コンサルティング業務にあたって、チーム内・クライアント側とのコミュニケーションは欠かせません。

コンサルファームの面接においてで言えば大前提の条件であり、コミュニケーション力を欠くようであればまず採用はされません。

 

論理的思考力

コンサルタントっぽいスキルといえば、論理的思考力(ロジカルシンキング)でしょう。

採用面接でも一番に見られるポイントで、あなたが物事に対してどういうロジックでどう考えているのか、考える過程を評価します。

コンサルタントに限ったスキルではなく、ビジネスパーソンであれば誰もが身に付けて頂きたいスキルです。

 

プレゼンテーション力

ソリューションの提案や報告会など、経営陣を含めクライアントに対するプレゼンの機会が多いためプレゼンテーション力も必須スキルのひとつです。

営業のようなザ・プレゼンではなくとも会議や打ち合わせで資料を説明する機会は非常に多く、規模は違えどプレゼンテーション力は重要です。

 

プロジェクトマネジメントスキル

課題管理や進捗管理といったスキルも合わせてプロジェクトマネジメント力も重要です。

コンサルタントはプロジェクトベースでの業務になるため、いかに計画的かつスムーズにプロジェクトを推進できるかがポイントとなります。

プロジェクトマネジメントには以下の管理業務も含みます。

  • スケジュール・進捗管理
  • 課題管理
  • リソース管理
  • 予算管理 など

システム開発など同じようにプロジェクトベースで働くSIerの方には馴染み深いかもしれません。

 

セルフマネジメント力

いわゆる自己管理能力ですが、ここでは自身の時間管理やタスク管理、体調管理なども意味します。

限られた時間内で高いアウトプットを求めらえるコンサルタントにとってセルフマネジメントは必須スキルでしょう。

 

ドキュメンテーションスキル(一般)

Excel, Powerpoint, Wordを使った資料作成のスキルはビジネスでは必須でしょう。

あえて「(一般)」と記載したのは、一般的に必要なドキュメンテーションのレベルとコンサルに求められるレベルが異なるためです。

 

 

さて、ここまで一般的なコアスキルについて解説しました。

 

コンサル基礎スキル(11)

続いてコンサルタントとして基礎的なスキルについて紹介します。

コンサルティング業務遂行にあたり必要となるスキルです。

 

インプットスキル

コンサルタントならではの特徴として、プロジェクトごとに必要な知識・情報をインプットしていく、し続けなければなりません。

必要な時に必要に応じて必要な知識、最新動向などを自身にインプットしていく能力は若手コンサルタントから上級コンサルタントまでずっと必要になるスキルです。

 

リサーチ力

リサーチは経営戦略などにかかわるコンサルティング業務では主業務の一つであり、市場環境の調査や最新動向の調査など戦略を立てるうえでのベースとなる情報収集にあたります。

いかに正しく、網羅的に、かつ迅速に情報収集するかがポイントです。

目的や状況によりリサーチ方法もいくつもあります。

 

分析力

リサーチ結果から事実を整理し正しく分析する能力です。

分析するためのフレームワークがいくつも存在するため、主要なフレームワークを覚え、使いこなすことが重要です。

 

質問力・インタビュー力

クライアントからの情報収集、課題の吸い上げのためインタビューするスキル。

ほしい情報を正しく聞き出せる必要があります。

 

ドキュメンテーションスキル(上級)

コンサル業務では、スピードと質が常に求められます。

その結果、求められるドキュメンテーションスキルは一般企業と比較してかなりレベルが高いものとなっています。

ショートカットキーを活用して徹底的に効率化、スピードアップするのはもちろん、資料の構造、デザイン、見た目においてもアウトプットは非常に洗練されています。

 

問題解決力

クライアントの課題を解決するのがコンサルタントですから、問題解決力は当然必須スキルです。

問題解決においてもフレームワークが活用できます。

たとえばロジックツリーを活用して問題の原因解明や対策立案など、MECEに問題を分解していくことができます。

 

仮説思考力

仮説思考とは、限られた情報をもとに仮説を立て、その仮説に基づき検証を行う思考法です。

迅速な意思決定に向けたアプローチでありコンサルタントならではの必要なスキルといえます。

 

コミットメント力

与えられた業務に対して責任をもって取り組み、確実に結果・成果を期日内に出していくことが必要です。

タスクだけでなく業務に携わる姿勢や過程に対しても使われることがあるようです。

表現を変えると、プロフェッショナルマインドと読み替えることもできます。

 

遂行力

コンサルティング業務ではクライアント企業の異なる部署、異なる立場の人たちとともにプロジェクトを遂行していくことも多く、その過程で多くの課題やトラブルが発生します。

いかに計画的に、または計画を修正しながらプロジェクトを完遂できるかという、最後までやり遂げる力が必要になります。

 

体力 タフネス

スキルとは少し異なりますが、時には非常に業務負荷、ストレス負荷が高くなるため体力とストレス耐性は非常に重要な要素です。

タフでなければ途中で挫折してしまうようなプロジェクト、現場も多くあるのが現実です。

 

語学力

程度はあるものの、英語が必要なプロジェクトは増えています。

英語が全く必要ないプロジェクトであればその時は問題ないかもしれませんが、いつ英語が必要になるかはプロジェクト次第です。

また英語ができないがためにアサインされない、といったこともあり得ます。

最低限の英語力は身に付けておきたいものです。

 

ここまではコンサルタントとしての基礎的なスキルを紹介しました。

 

若手コンサルタント、未経験中途コンサルタントはいち早く身に付けておきたいところです。

 

 

コンサル中級スキル(5)

ここからは中級編ということで、中堅コンサルタント以上、マネージャー以上には必要だろうスキルを解説します。

 

営業力

ファームによっても異なりますが、一般的にはマネージャー以上になると新規案件獲得のための営業力が必要になってきます。

クライアントとクライアントが抱える課題をよく理解し、適切なアプローチを提案できることが重要です。

マネージャー以下の職位ではとくに必要ではありませんが上位職を目指すのであれば営業の視点をもっておくとよいでしょう。

 

洞察力

営業、新規提案に結び付くスキルとして、洞察力が挙げられます。

クライアントをよく観察し、課題や困りごとをいち早く感知していきます。

またプロジェクト遂行の現場においても回りをよく観察し先に手を打つ、といった動きにもつなげられます。

 

交渉術

マネージャー以上になれば社内、対クライアントと交渉する機会も多くなります。

扱う金額が大きいため責任も重大ですが、センスが問われる部分でもあります。

 

語学力

マネージャー以上であれば最低限ビジネスレベルの英語力を身に付けておきたいところ。

所属するファーム、業界、プロジェクトにもよりますが英語が必要なケースはマネージャー以下と比べ確実に増えます。

 

 

簿記・会計知識

営業力と合わせて身に付けておきたいのが会計知識です。

クライアントの経営層と話をする場合、最低限クライアント側の経営状況を数字で理解しておくことは必要でしょう。

 

 

私自身、上位の職位は目指しているものの経験はまだまだ浅いため、マネージャー以上に求められるスキル・能力については未知数です。

あくまで私自身が見えている部分をベースに解説させていただきました。

 

まとめ

いかがでしたか。

コンサルに求められる「~力」が多すぎると感じたため、書き出してまとめてみました。

コンサルを目指したり現役コンサルタントで苦労している人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

もし異なる意見の方や他にもこれは絶対必要だというスキルがあればぜひ教えていただけますと幸いです。

 

こんじき

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